埋葬勤務隊の部隊編成を解説します。
→分隊 kaporul, unit★★埋葬勤務隊編成★★
前線部隊は戰闘終了後に戦場掃除を行って戰没者を収容し、後方に遺体を送って仮埋葬します。この収容と仮埋葬を実行するのが埋葬勤務隊です。認識票を回収・整理し、戰没者の識別を行い、遺品を管理・後送します。埋葬器材（墓標と柩）を輸送・補充する埋葬縱列が附属します。軍兵站宗務部の指定した仮墓地に戰没者を埋葬しますが、陸軍禮式令に則った正規の葬儀は内地にて行います。戦没者の宗教（國教會以外の宗派）によっては、宗旨により遺体を内地に送還する事もあります。
埋葬勤務隊本部（指揮班、假墓地班select sites fof temporary cemetries、經理班、行李、軍醫班、宗務班）
埋葬中隊本部（指揮班、埋葬記録班graver registration、給養班、器材班）
第１小隊
第１分隊（遺体収容）collecting squad
第２分隊（清掃）evacuation squad
第３分隊（認識）identification, collecting & disposal personal effects
第４分隊（埋葬監視）supervising burial
第２小隊
第３小隊
第４小隊
埋葬縱列
小隊長（中尉・少尉・准尉・少尉補のいずれか）、傳令卒、馬卒、從卒
小隊付（軍曹）、看護卒
電工手、電工卒２
木工手、木工卒２
[車輛]二輪自働車（傳令用）、側車付二輪自働車２（小隊長・看護卒用）、小型乗用車（小隊長用）、工作車２、發電車、中型自働貨車（照明器材）
【第１〜３分隊、分隊】（４８名）
【中隊本部】（３５名）
中隊長（大尉）、傳令卒、馬卒、從卒
[車輌]二輪自働車（傳令用）、側車付二輪自働車（中隊長用）、小型乗用車（中隊長用）
《指揮班》（１２名）
指揮班長（特務曹長）、傳令卒、馬卒、從卒
信號手、信號卒３
喇叭手（上等兵）、鼓手、笛手
看護手
[車輌]二輪自働車（傳令用）、側車付二輪自働車２（班長・看護手用）、小型乗用車（班要員用）、信號車（信號用）
《給養掛》（８名）
給養掛（曹長）
縫工卒、靴工卒
炊事手、炊事手、炊事卒、馭卒（輜重輸卒）、同助手（輜重助卒）
[車輌]中型自働貨車（給養掛・縫工・靴工用）、炊事車
《器材班》（１１名）
三等木工長、木工手
木工手、木工卒４
電工手、電工卒
機工手、機工卒
（馬匹編成時、蹄鐵工・鞍工を増加する）
[車輌]小型乗用車（班長用）、工作車４、器材車４
【第１〜４小隊】（２４０名） → top
【本部】（５５名） → top
隊長（少佐）、傳令卒、馬卒、從卒
[車輌]二輪自働車（傳令用）、側車付二輪自働車（廠長用）、中型乗用車（廠長用）
《指揮班》（１９名）
副官（中尉）、傳令卒、馬卒、從卒
埋葬記録掛（准尉）、傳令卒、馬卒、從卒
遺體認識掛（曹長）
書記２（曹長）、傳令卒
信號長（伍長）、信號手（上等兵）、信號卒
喇叭長（伍長）、喇叭手（上等兵）、笛手
軍犬卒
[車輌]二輪自働車２（傳令用）、側車付二輪自働車（副官用）、中型乗用車（副官・書記用）、小型自働貨車（移動犬舎）、信號車
《經理班》（１７名）
二等主計、傳令卒、馬卒、從卒
三等計手、傳令卒
二等縫工長、縫工手、縫工卒
三等靴工長、靴工手、靴工卒
三等炊事長、炊事手、炊事卒、炊事車馭卒（輜重輸卒）、同助手（輜重助卒）
[車輌]二輪自働車（傳令用）、側車付二輪自働車（主計用）、中型乗用車（主計・計手用）、炊事車、工作車２（縫工・靴工用）
《軍醫班》（９名）
二等軍醫、看護卒、馬卒、從卒
三等看護長、看護手、看護卒
磨工手、磨工卒
[車輌]二輪自働車２（傳令用）、側車付二輪自働車２（軍醫・看護手用）、中型乗用車（軍醫・看護長用）、小型自働貨車（衛生材料用）
《宗務班》（６名）
輔祭長、傳令卒、馬卒、從卒
従者、聖歌手
[車輌]二輪自働車（傳令用）、側車付二輪自働車（輔祭用）、中型乗用車（輔祭・從者・祭具用）
【第１〜４中隊】（１,１６０名） → top
【臨時補助輸卒隊】
編成は輜重兵縱列に同じ。
遺骸遺品遺棄物品の回収・運搬、戰場掃除、墓穴掘削などの補助作業を行います。必要に応じて懲罰兵・捕虜・現地住民・手隙の兵により臨時に編成し、幹部は埋葬勤務隊から抽出します。
埋葬のため墓穴を掘る作業