空中救難部隊です。使用目的は、1.地上遺棄者・遭難者の回収、2.内陸部の河川湖沼と沿海部における水上漂流者の回収、となっております。
主力の輕飛行船は、輕快な運動性能を持ち、高々度高速航行に加えて低空での空中静止が可能で、悪天候で無い限りどのような地形・水面でも良好な救助態勢が取れます。
武装は敵地に進出して救助活動を行う事を想定して、聯装機關銃座6と小型航空機にもかかわらず充實しており、空中地上ともある程度の敵襲に対抗し、これを制壓できます。
救難飛行兵は中隊編成で飛行軍の後方勤務飛行聯隊や、地上軍司令部直轄の捜索飛行隊に組込まれ活躍します。
以下の説明では、他兵科の編成と重複するところは省略してあります。
救難中隊本部(指揮班、第1豫備救難飛行船)
第1〜8救難飛行船
整備小隊
繋留場小隊(給養掛、小行李)
飛行船: 船長兼前部機關銃手(中尉・少尉・少尉補・軍曹のいづれか)、航空手兼信號手兼背部機關銃手(伍長)、縦舵手(伍長)、横舵手(上等兵)、壓力手兼下部機關銃手(上等兵)、機關手兼尾部機關銃手(上等兵)、右側部機關銃手(一等卒)、左側部機關銃手(一等卒)
救難飛行船は、高速軽快な運動性能と、飛行機がなし得ない空中静止や微速飛行が可能なため、制空権下での救難活動に當てられています。數日間に亘る連續航行や、峻険な地形を對象とした綿密な捜索活動は、まさに輕飛行船の讀壇場です。船長は他部隊から要請があれば中隊長の命令一下、救難現場に急行し、通常では接近困難な地形において遭難者・重要物資の回収に當ります。他の護衛航空機がつかない場合が多く、單獨での作業が多くなるため、大變な勇氣と犠牲的精神が必要です。行動中に敵機に遭遇した場合は搭載機關銃にて自衛戰闘を行います。
↓救難飛行船の自衛戰闘(背部機關銃座の射撃)
↓氷河山脈に於ける遭難者捜索
↓前線に進出しての救難活動
↓操縦室(中央の吹抜大窓は機關銃座用)

↓發着

↓夜間飛行
↓沼澤地での捜索
↓海岸での捜索
【中隊本部】(45名)
中隊長(大尉)、傳令卒、馬卒、從卒
《指揮班》(41名)
指揮班長(特務曹長)、傳令卒、馬卒、從卒
喇叭手(上等兵)、傳令卒、笛手
發著掛(曹長)
發著手(上等兵)、發著卒2
氣象掛(軍曹)
氣象觀測手(上等兵)
積載掛(軍曹)
積載手(上等兵)、積載卒
信號長(伍長)
信號手、信號卒3
暗號手、暗號卒2
對空機關銃長兼觀測手(上等兵)、射手(上等兵)、装填手、彈藥手兼操縦手、彈藥手兼信號手、彈藥車馭者
軍犬卒、馭卒(輜重輸卒)
搭乗将校准士官附傳令卒3、同馬卒3、同從卒3
[車輛]
小型乗用車2(中隊長・指揮班長用)、側車付二輪自働車2(同)、自働二輪車6(傳令用)、中型乗用車(指揮班用)、信號車(信號班用)、輕装甲偵察車(斥候用)、自走對空聯装重機關銃、同彈藥車、小型自働貨車(軍犬用)
[航空機]
第1飛行船
【整備小隊】(173名)
小隊長: 一等機工長(兵器部員)、傳令卒
繋留長: 二等機工長
船附整備長: 二等機工長8(兵器部員)、傳令卒8
機體班: 三等機工長(兵器部員)、機工手8(同)、機工卒8
發動機班: 三等機工長(兵器部員)、機工手8(同)、機工卒8
氣嚢班: 三等鞍工長(兵器部員)、鞍工手8(同)、鞍工卒8
電氣班: 三等電工長(兵器部員)、電工手8(同)、電工卒8
工作班: 三等鍛工長(兵器部員)、鍛工手8(同)、鍛工卒8
木工手(兵器部員)、木工卒
觀測器班:鞍工手(兵器部員)、鞍工卒8
補機班: 機工手(兵器部員)、機工卒
壓縮機班: 三等電工長(兵器部員)、電工手8(同)、電工卒8
自働車輛班: 機工手(兵器部員)、機工卒
繋留場器材班: 機工手(兵器部員)、機工卒
倉庫班: 機工手(兵器部員)、機工卒
火器班: 銃工手(兵器部員)、銃工卒8
馭卒24
[車輛]
側車付二輪自働車9(傳令用)、工作車8、器材車8、彈藥車8
【繋留場小隊】(35名)
《指揮班》(6名)
小隊長(准尉)、傳令卒、馬卒、從卒
信號卒、看護手(軍醫部員)
[車輛]
小型乗用車(小隊長用)、側車付二輪自働車2(小隊長・看護手用)、二輪自働車(傳令用)
《給養掛》(8名)
給養掛(曹長)、傳令卒
縫工卒、靴工卒
炊事手、炊事卒、馭卒(輜重輸卒)、同助手(輜重助卒)
[車輛]
二輪自働車(傳令用)、中型自働貨車(被服材料・工具用)、炊事車
《小行李》(21名)
輜重兵上等兵、輜重兵一等卒4、輜重輸卒16
[車輛]
二輪自働車5(輜重監視用)、小型自働貨車16
【飛行船】(72名)
第1〜8飛行船