龍騎兵の部隊編成を解説します。
→伍 kunular, crew★★龍騎兵部隊編成★★
龍騎兵の部隊編成は、この兵科が乗馬歩兵から出発して、機械化された現在も、いまだにその伝統を保守しているため、基本は歩兵科編成と同じです。騎兵特有の機能を加えているところが違うだけです。従って聯隊の中隊数も歩兵と同じく12箇あり、呼び名も troop(raydar)ではなくcompany(kompani)ですし、徒歩行動時にのみ必要な鼓手も編成に加わっています。
聯隊本部(指揮班)
第1大隊本部(指揮班)
第1中隊本部(指揮班)
第1小隊
第1分隊(中戰車伍2)
第2分隊(同上)
第3分隊(同上)
第2小隊
第3小隊
中隊段列(給養掛、兵器分隊、小行李)
第2中隊
第3中隊
第4中隊
大隊段列(經理班、兵器班、軍醫班、宗務班、土工班、大行李)
第2大隊本部
第5中隊
第6中隊
第7中隊
第8中隊
大隊段列
第3大隊本部
第9中隊
第10中隊
第11中隊
第12中隊
大隊段列
聯隊段列(經理班、兵器班、軍醫班、宗務班、運輸班、土工班)
☆ 中戰車の乗員構成(4名)は、以下のとおりです。
(装備:全員が拳銃を携帯している他、車内に短機関銃を備え付けています。護身用であると共に、戰車に徒歩で接近してきた敵兵が車載機関銃の死角に入った時、拳銃孔からこれを射撃して撃退するのに使用します。また独特の革製のヘルメットは、不整地走行や砲弾がかすった時の衝撃で、内壁に頭をぶつけて負傷しないためです。これには小型の無線電話送受話端末(レシーバーと小型マイク)が組み込まれています。車壁にある信號線プラグに接続して使います。この送受話器はヘルメットから外して単独で使用することもできます。)
(軍装:狭い車内で動きやすい独特の服装です。機械類に巻き込まれないよう歩兵のような巻脚袢(ゲートル)は使わず、半長靴です。走行中にハッチから半身を乗り出す事が多いため、襟巻(マフラー)を襟の中にたくし込んで喉部を保護します。高級鞣革製の長手套も必需品です。戰車は鉄の塊なので、車内も熱かったり凍えていたりしますから、素手でそのような器械装置を操作するより能率が上がります。)
《車長》,tank chief (騎兵上等兵以上、騎兵學校中騎兵練習所戰車指揮術修了者)旋回砲塔に位置し、外界を視認しつつ、戰車を指揮します。小型電話送受話器にて他車輌と交信し、無線が不通の場合は手旗・日光・信號拳銃弾で通信を授受します。戰車の方向・速度、射撃目標、使用弾種、射撃の開始終了などを乗組員に指示します。行軍時には、戰車を運搬車に積載し高速度で移動します。乗組員は運搬車に設けられた座席で給養をとる他、運搬車の運転を交代で行います。戦闘時には運搬車から戰車を降ろして乗組みます。車長以下の乗組員は、どの部署の作業でも行えるように訓練されています。これはどの乗員が欠けても戰車が動くようにするためです。→ top
《射手》,shooter (騎兵上等兵、騎兵學校中騎兵練習所射撃術修了者)砲塔射手席に位置し、車長の射撃命令を受けて照準・射撃を行います。戰車戦闘は一瞬を争うので、精確な照準能力が要求されます。砲同軸機關銃の射撃も兼ねます。 → top
《装填手兼信號手》(騎兵一等卒、装填術信號術修業者)砲塔戦車砲尾栓部に位置して、彈藥の装填をします。これには車長の命令を受け、榴弾・徹甲弾・信號弾・発煙弾などの弾種選択、信管調整をする作業も含みます。また信號手の役割もします。砲塔後部内壁に置いてある無線電話装置と社外アンテナの調整・制御をし、車内外の通信を中継します。この重量35kgを越える重無線信號器は砲塔から伸びるアンテナにて受発信し、車外の有線電話線にも繋げられます。盗聴される懼れがあったり遠距離と交信する時は、有線電話を使い、また要すれば暗號でモールス信號を送ります。全乗組員が小型送受話器を頭から懸けており、車内・車外とも瞬時に命令・報告が伝達されます。本来は信號手が別に乗組むのですが、貧乏国の陸軍なので、多少の不便は熟練とチームワークでカバーします。 → top
《操縦手》, driver(騎兵一等卒、中戰車操縦術修業者)操縦席に位置し、車長の命令を受けて戰車の操縦をします。手の空いている時は車体前部機關銃の射撃もします。→ top
☆ 戦闘中は残余の分隊員は、車外員として後方に退いており、戰車には乗車しません。
《馭卒2》(騎兵一等卒2、戰車運搬車操縦術修業者)中型戰車運搬車(小起重機附、馭卒2:交代で運轉)を運轉し、行軍時には戰車と乗組員・車外員、若干の豫備部品・豫備携帯口糧・予備燃料を載せ高速で移動します。戦闘時には後方に残ります。戰車乗員に欠員が出た時には、その補充要員として乗組みます。その昔の乗馬龍騎兵も、その本来の任務である徒歩戦闘に移る際には乗馬を3頭づつ控兵がまとめて手綱を取り、後方に残っていました。隊の1/3の兵員が後方に控となってしまうわけです。その伝統がここにも生きています。戰車乗組員と同じ軍装ですが、拳銃に加えて、騎兵銃と銃劔を携帯します。歩哨任務では、戰車乗組員も車外員の騎兵銃を借りて任務に就きます。 → top
《分隊長》kaporalar chef, squad leader(騎兵伍長、騎兵學校下士候補生大隊下士教程修了)
第1中戰車の車長となって、第2中戰車と組んで戦闘をします。
《分隊長補佐》ashistant por kaporal, squad assistant leader(騎兵上等兵、騎兵學校中騎兵練習所戰車指揮術修了者)
第2中戰車の車長です。
☆ 小隊(50名:中戰車8、戰車運搬車8、側車付二輪自働車1)peloton, platoon → top
第7中戰車: 車長兼小隊長(中尉・少尉・少尉補のいずれか)、乗組員3
第8中戰車: 車長兼小隊付(軍曹)、乗組員3
戰車運搬車2: 馭卒4、小隊長從卒
側車付二輪自働車: 看護卒
【分隊】
第1〜6中戰車(36名)
第1分隊
第2分隊
第3分隊
☆ 中戰車小隊は3箇分隊編成で、第4分隊はありません。その兵員は小隊長・小隊長付軍曹の戰車乗員として使われるからです。
☆ 第4小隊はありません。かわりに砲兵なみの編成で段列小隊(歩兵の行李と同じ機能)があります。戰車の主兵器が戰車砲なので、このように変更が加えられています。 → top
《小隊長》peloton chef, platoon leader
自ら中戰車に乗組み、戦闘しつつ小隊を指揮します。中戰車小隊は中隊から独立し直協兵力として歩兵大隊に分遣される事が多く、給養も歩兵の炊事車からとり、その他戦場生活全般に亘って他兵科と上手く付き合っていかなければなりません。なにかと気を遣うので、騎兵将校は如才ない人柄でないと勤まりません。戦闘では歩兵突撃に随伴して敵陣の重火器拠点を撲滅蹂躪し、さらに追撃に移って敵に出血を強いると云う役割を担います。練度や士気の低い敵歩兵は当方を見ると戦闘意欲を失います。戰車隊どうしの戦闘では、隊形・運動・射撃が最適に行われるよう、小隊を指揮します。騎兵(戰車)一般の弱点としては、爆雷や手榴弾を抱えた敵歩兵が塹壕や遮蔽物から背後に忍び寄って肉薄攻撃を仕掛けてくると不意を突かれてパニックに陥りやすく、また敵工兵の地雷・火炎放射器、敵砲兵の重加農砲の精密直接射撃にも対抗できません。騎兵どうしでは、敵輕騎兵は当方を見ると直ぐに逃げ出します。逃げ足が速くて捕捉できません。逆に敵重騎兵と槍騎兵が現れると、当方はなるべくその射程から外れるように、ひたすら後退します。中騎兵どうしの遭遇では互角の格闘戦にもつれこみます。航空機の爆撃には弱く、制空権の無い戦場では、著しく行動力が低下します。 → top
《小隊付》peloton serghent, platoon sergeant(騎兵軍曹、騎兵學校下士候補生大隊下士教程修了)
小隊長の補佐役です。小隊長とは別に自分の中戰車を持ち、小隊長事故の時は、代わって小隊の指揮を執ります。 → top
《看護卒》ashistant flegist, assistant medical aid(騎兵一等卒、擔架術應急看護術二輪自働車操縦術修業者)
小隊の後方に位置し、傷病者が出ると二輪自働車で駆けつけて応急手当を施し、側車に患者を乗せ最寄りの傷兵溜まで後送します(配属先他兵科部隊の開設する傷兵溜に後送する事が多く、騎兵大隊独自のものに後送するのは大隊として纏まって戦闘する時だけ)。 → top
【中隊本部】(24名)
第25中戰車: 車長兼中隊長(大尉)、乗組員3
第26中戰車: 車長兼指揮班長兼功績掛(特務曹長)、乗組員3
戰車運搬車2: 馭卒4(一等卒)、小隊長從卒、指揮班長從卒
輕装甲偵察車: 斥候手(上等兵)、斥候卒2
自働二輪車2: 傳令卒2
側車付二輪自働車2: 中隊長馬卒、指揮班長馬卒
中型乗用車: 喇叭手(上等兵)、鼓手、笛手
【中隊段列】(51名) → top
小型乗用車: 段列長(准尉)、信號卒、從卒
二輪自働車: 傳令卒
側車付二輪自働車3: 看護手、看護卒、段列長馬卒
《給養掛》(7名)
中型自働貨車: 給養掛(曹長)、縫工卒、靴工卒
炊事車: 炊事手、炊事卒、馭卒(輜重輸卒)、同助手(輜重助卒)
《兵器分隊》(16名)
工作車2
器材車2
回収車2
三等銃工長、銃工手、鞍工手、機工手、銃工卒3、鞍工卒、機工卒4
積載移動
戰車運搬車2、豫備中戰車2: 馭卒4
《小行李》(21名)
小行李長(輜重兵上等兵)
第1組 組長(輜重兵一等卒)
小型自働貨車馭者(輜重輸卒4) et awt vagon, small wagon
第2組 組長(輜重兵一等卒)
小型自働貨車馭者(輜重輸卒4)
第3組 組長(輜重兵一等卒)
小型自働貨車馭者(輜重輸卒4)
第4組 組長(輜重兵一等卒)
小型自働貨車馭者(輜重輸卒4)
【小隊】(150名)
第1〜24中戰車 → top
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊 → top
【大隊本部】(150名)
第113中戰車: 大隊長(少佐)、乗組員3
第114中戰車: 副官(中尉)、乗組員3
戰車運搬車2: 馭卒4(一等卒)、大隊長從卒、副官從卒
《指揮班》(32名)
指揮車: 軍旗掛(曹長)、書記(曹長)、信號手(上等兵)、暗號手(上等兵)
大型乗用車: 喇叭長(伍長)、喇叭手(上等兵)、鼓手、笛手
自働二輪車5: 乗馬傳令伍(乗馬傳令手(上等兵)、乗馬傳令卒4)
側車付二輪自働車2: 大隊長馬卒、副官馬卒
輕装甲偵察車: 斥候長(伍長)、斥候手(上等兵)、斥候卒
信號車: 信號長(伍長)、暗號卒 無線電信伍(信號手(上等兵)、信號卒4)
小型自働貨車: 傳鳩卒、軍犬卒
中型自働貨車: 電話伍(電話手(上等兵)、信號卒4)
【大隊段列】(102名) → top
指揮車: 陣営掛将校(大尉)、信號卒、從卒
二輪自働車: 傳令卒
側車付二輪自働車: 馬卒
《經理班》(16名)
中型乗用車: 二等主計、三等計手、從卒
二輪自働車2: 傳令卒2
側車付二輪自働車: 馬卒
縫工工作車: 三等縫工長、縫工手、縫工卒
靴工工作車: 靴工手、靴工卒
炊事車: 三等炊事長、炊事手、炊事卒、炊事車馭卒(輜重輸卒)、同助手(輜重助卒)
《兵器班》(38名)
小型乗用車: 兵器掛(中尉)、従卒
二輪自働車: 傳令卒
側車付二輪自働車: 馬卒
銃工工作車
銃工器材車
機工工作車
機工器材車
鞍工工作車
鞍工器材車
電工工作車
電工器材車
回収車4
二等銃工長、銃工伍(三等銃工長、銃工手、銃工卒4)、機工伍(三等機工長、機工手、機工卒4)、鞍工伍(三等鞍工長、鞍工手、鞍工卒4)、電工伍(電工手、電工卒4)
積載移動
戰車運搬車5、豫備中戰車5: 馭卒10
《軍醫班》(13名)
中型乗用車: 二等軍醫、三等看護長、看護卒
二輪自働車2: 看護卒2
側車付二輪自働車2: 看護手、軍醫馬卒
擔架車2: 擔架卒4
中型自働貨車: 磨工手、磨工卒
《宗務班》(6名)
中型乗用車: 輔祭、従者、聖歌手、從卒
二輪自働車: 傳令卒
側車付二輪自働車: 馬卒
《土工班》(3名)
中型自働貨車: 土工長(伍長)、土工手2(上等兵)
《大行李》(21名)
大行李長(輜重兵上等兵)
第1組 組長(輜重兵一等卒)
中型自働貨車馭者(輜重輸卒4) medium wagon
第2組 組長(輜重兵一等卒)
中型自働貨車馭者(輜重輸卒4)
第3組 組長(輜重兵一等卒)
中型自働貨車馭者(輜重輸卒4)
第4組 組長(輜重兵一等卒)
中型自働貨車馭者(輜重輸卒4)
【中隊】(675名)
【聯隊本部】(180名)
《指揮班》(37名)
【聯隊段列】(124名) → top
《經理班》(17名)
《兵器班》(49名)
《軍醫班》(38名)
《宗務班》(6名)
《運輸班》(6名)
《土工班》(3名)
【大隊】(2,475名)
第1〜112中戰車→ top
第1中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第2中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第3中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第4中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
→ top
《大隊長》 batalion chef, battalion commander(騎兵少佐)
歩兵旅團司令部に直協兵力として分遣される事が多く、大隊本部と1箇中隊が歩兵旅團司令部直轄で、他の中隊は歩兵聯隊に、さらに小隊ごとに各歩兵大隊に分散配属されます。龍騎兵大隊として、まとまって行動するのは騎兵予備として後方に控置された時です。敵戰車隊襲来の迎撃、長距離強行偵察、大攻勢の増援など、ここぞと云う時に大隊ごと投入されます。騎兵は突撃兵科なので、損害をものともせず積極的に突進します。大隊が突撃する時には、大隊長みずから戰車に乗組み、先頭に立ちます。接敵時以外は、強力な信號装置を備えた指揮車に副官と共に乗っており、そこが大隊本部となります。その他に乗用車、側車付二輪自働車を持ち、状況に応じて使用します。 → top
《大隊副官》batalion adyutant, battalion adjutant(騎兵中尉)
大隊本部指揮班長として大隊長を補佐します。指揮に必要な本部要員は副官の支配下にあります。独立大隊として行動する事が多いので、歩兵部隊に分遣した中隊の掌握が面倒な仕事のひとつになっています。指揮車に大隊長と共に乗って、命令伝達をしますが、接敵時には自ら戰車に乗組み、指揮に忙しい大隊長車に随伴して、これをカバーします。 → top
《軍旗掛》standard serghent, standard sergeant(騎兵曹長、騎兵學校下士候補生大隊下士教程修了)
指揮車に乗っており、副官の補佐役として本部の庶務を引き受けます。地図や暗号をはじめとする機密書類の管理も行います。大隊旗は指揮車に掲揚してあります。 → top
《書記》skribist, clerk(騎兵曹長、騎兵學校下士候補生大隊下士教程修了)
指揮車に乗っており、事務処理を引き受けます。 → top
《喇叭長》chef trumpetist, chief buglar(騎兵伍長、歩兵學校軍樂術練習所喇叭長教程修了)
機械化されてからは、礼式以外で喇叭を吹く事は滅多になく、書記の助手として働きます。大隊長と副官の乗る乗用車に同乗し、書類や事務用品を載せて移動します。 → top
《喇叭手》batalion trumpetist, battalion buglar(騎兵上等兵、歩兵學校軍樂練習所喇叭術修了者)
書記の助手として事務の手伝をします。移動時には大隊長と副官の乗る乗用車を運転します。 → top
《鼓手》batalion tamburul, battalion drummer(騎兵雑卒、軍鼓術修業者)
大隊本部指揮班のタイピスト兼給仕として働きます。軍鼓はあまり打つ機会がありません。また乗用車の運転助手もします。騎兵科の中で、編成に鼓手を持つのは龍騎兵だけです。これは龍騎兵が乗馬で移動し、接敵時には下馬して軍鼓の命令譜のもとに徒歩戦闘を行った昔の名残です。 → top
《笛手》batalion fayfilul, battalion pfeifer(雑卒相當宗務部員、聖歌術横笛術修業者)
大隊本部指揮班の給仕として働きます。 → top
《傳令手》batalion herold, battalion orderly(騎兵上等兵、歩兵學校輕歩兵練習所二輪自働車操縦術修了者)
二輪自働車で傳令任務に就きます。オートバイは高速で、走行地形を選びませんが、運転には曲芸的な技倆が必要です。そのため自分の車を最高の状態に保っておかなければならないので、整備にも熟達しています。任務途中で敵戰車や偵察車に襲撃されても逃げ切るだけの操縦能力が要求されます。部下の傳令卒の訓練も重要な仕事のひとつです。 → top
《傳令卒》batalion ashistant herold, battalion assistant orderly(騎兵一等卒、二輪自働車操縦術修業者)
上級司令部と各中隊に命令を伝達します。オートバイの運転と整備が未熟な者は転倒・故障などの事故を起こしやすく、その場合は徒歩で任務を全うしなければなりません。 → top
《斥候長》batalion chef skolt, battalion chief scout(騎兵伍長、騎兵學校輕騎兵練習所斥候長教程修了)
行軍時に龍騎兵大隊の全斥候(大隊付2名、中隊付9名;軽偵察車4輌)を臨時に指揮して、前方偵察をします。 → top
《斥候手》batalion skolt, battalion scout(騎兵上等兵、騎兵學校輕騎兵練習所斥候術修了者)
大隊輕偵察車の前部運転手兼機銃手です。 → top
《斥候卒》batalion ashistant skolt, battalion assistant scout(騎兵一等卒、斥候術修業者)
大隊輕偵察車の後部運転手兼機銃手です。 → top
《信號長》batalion chef signalul, batallion chief signalman(騎兵伍長、工兵學校信號術練習所信號長教程修了)
重装備の信號車に乗り、大隊本部と3箇中隊1段列・聯隊本部との通信線を確保します。騎兵は移動が激しいため、通信は専ら無線を使用しますが、盗聴を避けるため、なるべく有線電信を使う努力を惜しみません。歩兵や砲兵の敷設した電信線があれば、戰車や信號車、指揮車の信號線をそれに接続してしまいます。独自の信號線は専ら陣營する時のみ張ります。指揮車が故障して行動不能になると、大隊本部は信號車に移って、指揮を続行します。 → top
《信號手》batalion signalul, batallion signaler(騎兵上等兵、工兵學校信號術練習所信號術修了者)
信號長の補佐をします。 → top
《無線電信伍》batalion radio kunular, batallion radio team(信號手1(騎兵上等兵、信號術修了者)、信號卒4(騎兵一等卒、信號術修業者))
信號車に乗組み、積載されている強力な無線信號装置の操作・保守を行います。 → top
《傳鳩卒》ashistant kolomb uzist, assistant pigeon handler(騎兵一等卒、傳鳩術修業者)
他の遠距離通信手段が使えない時、伝書鳩を使って通信します。戦闘中は鳩を数羽入れた箱を背負って信號長に付いてますが、その他の時は鳩小屋付の小型自働貨車を軍犬手と共同で持っていて、鳩の世話をしています。 → top
《軍犬卒》ashistant canis uzist, assistant wardog handler(騎兵一等卒、軍犬術修業者)
小型自働貨車に犬小屋を持っていて、軍用犬を歩哨や軍醫班に貸出します。軍用犬は数頭いて、警備、遺棄負傷者の発見、連絡、弾薬・医療品などの運搬、と他用途に使用します。軍犬卒と傳鳩卒の乗る自働貨車を兵隊たちは大隊動物園と呼びます。 → top
《暗號手》chifrist, decoder(騎兵上等兵、工兵學校信號術練習所暗號術修了者)
指揮車に乗組み、暗號の解読・組立をします。盗聴されても内容が分からないように重要な通信文は総て暗號で授受されます。 → top
《暗號卒》ashistant chifrist, assistant decoder(騎兵一等卒、暗號術修業者)
信號車に乗組んでいますが、暗號手が就寝中の時は、代理として指揮車で当番につきます。 → top
《電話伍》batalion telefon kunular, batallion wire team(電話手(騎兵上等兵)、信號卒4(騎兵一等卒))
中型自働貨車に器材を積んで、電信線を敷設します。移動の激しい騎兵隊の通信は原則として無線電話ですが、滞陣間は盗聴を防ぐため、なるべく有線電話を使用します。最寄りの歩兵や砲兵が敷設した信號線に接続して、他部隊の信號網を利用するようにします。 → top
《陣営掛将校》batalion kampadey majstr, batallion quarter master(騎兵大尉)
予備の指揮車に乗り、信號装置を駆使して後方支援の指揮をとります。乗用車と側車付二輪自働車も用意されています。大隊の後方支援いっさいを指揮しますが、他兵科部隊に配属された騎兵大隊では、配属先で補給を受けるので、あまり仕事がありません。糧秣、鹵獲兵器・捕虜の取扱、小火器弾薬、車輌修繕、傷病者後送、行軍路啓開などは、配属先の他兵科部隊がついでにやってくれます。しかし主兵器の補給だけは配属先の輜重が戰車用の弾薬・予備部品などを持っていないので、騎兵隊自身が補給しなければなりません。故障車輌の回収と修繕は大きな仕事です。特に戰車は貴重な兵器なので、時によっては弾雨下で修繕・回収をしなければならず、兵器勤務は命懸けです。 → top
《二等主計》batalion intendant, battalion pay master(中尉相當經理部員)
帳簿と金櫃(金庫)を積んだ乗用車で移動します。他兵科分遣となって騎兵大隊が分散してしまう時には、各隊に軍資金を前渡してしまいます。配属先の部隊が行った補給は、先方の負担とします。配属先によっては、助け人騎兵隊に手厚いところと、ケチで薄情なところがあります。→ top
《三等計手》batalion ashistant indentant, battalion assistant pay master(伍長相當經理部員、經理學校計手候補生隊計手教程修了)
主計の助手として同じ乗用車に乗り、出納・計算・記簿・糧秣被服の実務を担当します。 → top
《三等炊事長》batalion chef kuirist, battalion chief cook(伍長相當經理部員、經理學校炊事長候補生隊炊事長教程修了)
大隊の炊事手を監督します。また大隊将校会食の調理を担当します。 → top
《炊事手》batalion kuirist, battalion cook(上等兵相當經理部員、經理學校衣糧術練習所炊事術修了者)
大隊本部要員に食事を供給します。 → top
《三等縫工長》batalion chef kudrist, battalion chief tailor(伍長相當經理部員、經理學校縫工長靴工長候補生隊縫工長教程修了)
大隊の被服修繕(靴、洗濯を含む)を監督します。縫工工作車(小型自働貨車)に工具・材料を積んで、部下の縫工手・縫工卒と共に移動します。 → top
《縫工手》batalion kudrist, battalion tailor(上等兵相當經理部員、經理學校衣糧術練習所縫工術修了者)
大隊本部の縫工作業と各中隊の縫工卒教育をします。泥塗れで匍匐前進する歩兵と違って、乗車したままの戰車兵は余り被服の損耗が激しくないのですが、それでも手套や肘の部分など、車体や装置と擦れ合う部分は修繕が必要で、大きなパッチを当てると、それが剥がれた時に器械に巻込まれる惧れがあると云う大方の兵器委員の意見に従って、パッチなしの丁寧な修繕作業をしなければなりません。 → top
《靴工手》batalion shufarist, battalion shoe maker (上等兵相當經理部員、經理學校衣糧術練習所靴工術修了者)
戰車兵の靴は徒歩行軍をしないので損耗しませんが、ヘルメット・革帯・戰車の備品革具など皮革装具の修繕の方が忙しく、工具・材料は靴工工作車に積んで移動します。 → top
《兵器掛》batalion ordnanc oficir, battalion ordnance officer(騎兵中尉)
大隊の兵器を管理します。戰車戦闘で必ず発生するのが、搭載火器とエンジンの故障です。戦闘終了後、故障戰車は後方から前進してきた自分の戰車輸送車に積載されて、そのまま中隊と共に行軍しますが、その途上、中隊段列の兵器分隊が順次、故障車を修繕していき、戦列に復帰させます。手に負えない故障車は、大隊段列の兵器掛に廻送されてくるので、部品交換や鍛工作業をして修繕します。照準装置と電気系統(発電機・電動機・配線の他、信號装置を含む)は精密作業なので、中隊では点検と部品交換に力を入れ、故障発生の場合は大隊段列兵器掛に後送してじっくり修繕します。後送作業は、軍直轄の兵器大隊の分遣隊が前線に進出してきて実行します。(師團衛生隊の擔架中隊と同じ役割です。患者が戰車になっただけの違い)聯隊段列の兵器小隊も激戦のあった大隊に増援で入ります。大破車輌や鹵獲兵器の回収も重要な仕事で、兵器掛が兵器大隊分遣隊に指示して野戦兵器廠や野戦車輌廠に後送し再利用資源に供します。欠員となった戰車の補充は、大隊の予備戰車(大隊段列に5、各中隊段列に2、大隊計11輌)から抽出します。予備戰車とその他車輌の欠員は、戦闘終了後に野戦兵器廠(戰車を始めとする戦闘車輌)及び野戦車輌廠(非戦闘車輌)から補充します。弾薬・予備部品は、各中隊の小行李に軍直轄の砲兵彈藥縱列から直接に補給します。その手配をするのも仕事です。 → top
《二等銃工長》batalion chef ordonanc mayster, battalion chief technical sergeant(軍曹相當兵器部員、兵器學校工長候補生隊銃工長教程修了)
銃工・鞍工・機工・電工を指揮して兵器の修繕・回収の実務をこなします。 → top
《三等銃工長》batalion chef forghist, battalion chief gunsmith(伍長相當兵器部員、兵器學校工長候補生隊銃工長教程修了)
工作車・器材車各1と銃工伍を指揮して、火器・白兵の修繕・加工をします。 → top
《三等機工長》batalion chef mekanist, battalion chief mechanician(伍長相當兵器部員、兵器學校工長候補生隊機構長教程修了)
工作車・器材車各1と機工伍を指揮して、動力器械・車体の修繕・加工をします。 → top
《三等工長勤務鞍工手》battalion chief saddler(上等兵相當兵器部員、兵器學校兵器工術練習所鞍工術修了者)
工作車・器材車各1と鞍工伍を指揮して、光学装置・革具の修繕・加工をします。 → top
《三等工長勤務電工手》batalion chef elektrist, battalion chief electrician(上等兵相當兵器部員、兵器學校兵器工術練習所電工術修了者)
工作車・器材車各1と電工伍を指揮して、電気器械・電気配線・電気信號装置の修繕・加工をします。 → top
《二等軍醫》batalion surgeon, battalion surgeon(中尉相當軍醫部員、醫師開業免許所持者)
大隊が他兵科部隊に分散配属されている場合でも、騎兵隊独自の傷兵溜を設け、騎兵だけではなく最寄りの傷病者ならば誰でも収容します。騎兵隊の軍醫班は機動力があって後送能力が優れているので、他兵科の負傷者は自分の部隊の傷兵溜に行かずに、わざとこちらに来る者すらあるほどです。乗用車(軍醫付看護卒運転)・側車付二輪自働車(軍醫付馬卒運転)を状況に応じ使い分けて移動します。 → top
《三等看護長》batalion chef flegist, battalion hospital sergeant(伍長相當軍醫部員、軍醫學校看護長候補生隊看護長教程修了)
傷兵溜の実務を差配します。病院で云えば看護婦長と云う役どころです。軍醫と同じ乗用車に乗り移動します。 → top
《磨工手》batalion apotek metiist, battalion dispensary 1st assistant(上等兵相當藥劑部員、軍醫學校磨工術練習所磨工術修了)
大隊の薬局長です。X線写真や化学・病理検査もこなす他、副木・松葉杖・手術器具など器材の修繕、天幕の管理・軍醫班經理までこなします。衛生材料車(中型自働貨車)に工具・衛生材料(藥劑を含む)を積載し移動します。大隊以上の軍醫部員は野戦衛生廠から大隊段列大行李を通じて衛生材料の補給を受けます。 → top
《輔祭》(中尉相當宗務部員)
大隊の兵隊の身の上相談にのり、留守家族の面倒を手配します。大隊が他兵科部隊に分散配属された場合は、配属先の部隊付輔祭が兵士の面倒を見ますが、輔祭どうしで綿密な連絡を絶やしません。乗用車に従者・聖歌手・從卒と共に乗って移動します。ちょっとそこまでという時には、専用の側車付二輪自働車(馬卒運転)を使います。 → top
《土工長》battalion chief sapper(騎兵伍長、工兵學校土木練習所鍬兵長教程修了)
行軍進路上の障害物を取除く作業を始めとして、野営地や陣地の防御工事を監督し、器材を提供します。実際の作業は、各中隊や配属工兵が行います。 → top
《大行李輜重兵上等兵》
大行李(中型自働貨車8輌)を指揮して、大隊本部と各中隊に糧秣(食糧と燃料)、被服、陣營具、衛生材料、その他の物品を配給します。貨車が空になると、軍直轄の糧食縱列(軍直轄の輜重隊)や野戦衛生材料廠など、必要な補給機関まで自働貨車を率いていき、そこから補充品を受領します。大隊が他兵科部隊に分散配属された場合は、各中隊は、お客さんとして配属先の大行李から補給を受けますから、案外に暇となります。 → top
☆聯隊(2,655名) → top第358中戰車: 聯隊長(大佐)、乗組員3
第359中戰車: 副官(大尉)、乗組員3
第360中戰車: 旗手(少尉)、乗組員3
戰車運搬車3: 馭卒6(一等卒)、聯隊長從卒、副官從卒、旗手從卒
指揮車: 軍旗掛(曹長)、書記(曹長)、信號手(上等兵)、暗號手(上等兵)
大型乗用車: 喇叭長(軍曹)、喇叭手(上等兵)、鼓手、笛手
二輪自働車6: 乗馬傳令長(伍長)、傳令伍(傳令手(上等兵)、傳令卒4)
側車付二輪自働車3: 聯隊長馬卒、副官馬卒、旗手馬卒
輕装甲偵察車: 斥候長(軍曹)、斥候手(上等兵)、斥候卒
信號車: 信號長(軍曹)、暗號卒2 無線電信伍(信號手(上等兵)、信號卒4)
小型自働貨車: 傳鳩手(上等兵)、傳鳩卒
小型自働貨車: 軍犬手(上等兵)、軍犬卒
中型自働貨車: 電話伍(電話手(上等兵)、信號卒4)
指揮車: 陣営掛将校(少佐)、信號卒、從卒
二輪自働車: 傳令卒
側車付二輪自働車: 馬卒
中型乗用車: 一等主計、二等計手、從卒
二輪自働車2: 傳令卒2
側車付二輪自働車: 馬卒
縫工車: 二等縫工長、縫工手、縫工卒
靴工車: 三等靴工長、靴工手、靴工卒
炊事車: 二等炊事長、炊事手、炊事卒、炊事車馭卒(輜重輸卒)、同助手(輜重助卒)
小型乗用車2: 兵器掛(大尉)、上等工長、従卒2
二輪自働車2:傳令卒2
側車付二輪自働車2: 兵器掛馬卒、上等工長馬卒
鍛工工作車
鍛工器材車
銃工工作車
銃工器材車
機工工作車
機工器材車
鞍工工作車
鞍工器材車
電工工作車
電工器材車
回収車2
一等銃工長、鍛工伍(三等鍛工長、鍛工手、鍛工卒4)、銃工伍(二等銃工長、銃工手、銃工卒4)、鞍工伍(三等鞍工長、鞍工手、鞍工卒4)、機工伍(三等機工長、機工手、機工卒4)、電工伍(三等電工長、電工手、電工卒4)
積載移動
戰車運搬車5、豫備中戰車5: 馭卒10
中型乗用車: 一等軍醫、二等看護長、従卒
二輪自働車3: 看護卒3
側車付二輪自働車6: 看護手、看護卒4、軍醫馬卒
擔架車8: 擔架卒16
中型自働貨車: 三等磨工長、磨工手、磨工卒
中型乗用車: 輔祭長、従者、聖歌手、從卒
二輪自働車: 傳令卒
側車付二輪自働車: 馬卒
二輪自働車2: 運輸長(軍曹)、輜重兵一等卒
中型自働貨車2: 輜重輸卒4
中型自働貨車: 土工長(軍曹)、土工手2(上等兵)
第1〜360中戰車
第1大隊
第1中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第2中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第3中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第4中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
大隊豫備
第2大隊
第5中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第6中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第7中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第8中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
大隊豫備
第3大隊
第9中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第10中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第11中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
第12中隊
第1小隊
第2小隊
第3小隊
第4小隊
豫備
大隊豫備
《聯隊長》 regiment chef, regimental commander(騎兵大佐)
師團の機動兵力として、3箇大隊を率い、戦場を縦横に疾駆します。2箇大隊は歩兵部隊に分散配属します。随伴戰車隊として歩兵と共に突撃し、敵陣を蹂躪します。また対抗する敵戰車あれば、これを駆逐します。残る1箇大隊は師團騎兵予備として、まとめて後方に控置し、敵の意表を突く位置を攻撃したり、敵の奇襲地点に急行して迎撃する、など機動性能を生かした使い方をします。戰車定数も、他国の戰車聯隊に比べ2倍を持っており、さらに予備戰車を入れると旅團規模です。前線の2箇大隊が相当の損害を受けても、残る1箇大隊が進出して穴を埋めるので、戦闘継続能力は抜群です。部隊規模が大きいので、聯隊長の指揮能力が高くなくては勤まりません。聯隊として纏まって戦闘する時には、自分の戰車に乗りますが、その機会は余り無く、通常は指揮車が定位置です。行軍時には乗用車、敵状視察には側車付二輪自働車に乗ります。 → top
《聯隊旗手》regiment ensign, regimental colorbearer(騎兵少尉)
騎兵の聯隊旗は歩兵よりも小さ目で、乗馬しながら捧持しやすいようになっています。機械化されてからは、旗手の戰車に旗棹が立っていて、これに聯隊旗を掲揚します。しかし戦場では目立つので滅多に使用しません。
旗手は歩兵聯隊と同じく、聯隊長の傍に付いていて、秘書兼護衛役をします。少尉の最優秀者が旗手になります。 → top
《軍旗掛》regiment standard serghent, regimental color sergeant(騎兵曹長、騎兵學校下士候補生大隊下士教程修了)
旗手の扱う機密文書の取扱実務をこなしします。使わない軍旗の保管責任者でもあります。 → top
《聯隊副官》regiment adyutant, regimental adjutant(騎兵大尉)
聯隊長の指示・命令を実行するために必要な段取りをします。部隊の配置から作戦命令の発令まで、一種の参謀業務をこなしますが、参謀職ではないので、幾つかの作戦案を考えて、これを聯隊長に提案すると云う事まではしません。また日常の軍隊生活に関する命令指示は、日々命令といいますが、これの取纏め・伝達もします。 → top
《喇叭長》regiment chef trumpetist, regimental chief buglar(騎兵軍曹、歩兵學校軍樂術練習所喇叭長教程術修了)
戦地では余り喇叭を吹かず、専ら指揮班の書記助手として事務を手伝います。 → top
《乗馬傳令長》regiment chef herald per cheval, regimental chief mounted orderly(騎兵伍長、歩兵學校乗馬歩兵練習所乗馬傳令長教程修了)
聯隊乗馬傳令の教育をします。また戦闘中はオートバイに乗り、部下と共に傳令任務に就きます。 → top
《斥候長》regiment chef skolt, regimantal chief scout(騎兵軍曹、騎兵學校輕騎兵練習所斥候長教程術修了)
行軍時に聯隊の全斥候を臨時に指揮して、前方警戒、強行偵察をします。輕装甲偵察車に部下2名と共に乗組み、行軍縦隊の前方を疾駆して敵の攻撃を誘い、その位置をマークします。 → top
《信號長》regiment chef signalul, regimental chief signalman(騎兵軍曹、工兵學校信號術練習所信號長教程修了)
重無線電気信號器と交換器を積んだ信號車に乗って、師團司令部・聯隊本部・大隊本部・中隊本部間の通信網を確保します。聯隊本部の指揮車が行動不能となった時には、聯隊長は信號車をその代用にします。 → top
《信號手》batalion signalul, batallion signaler(騎兵上等兵、工兵學校信號術練習所信號術修了者)
信號長の補佐をし、夜勤信號当直の指揮者です。 → top
《傳鳩手》regiment kolomb uzist, regimental pigeon handler(騎兵上等兵、獸醫學校傳鳩術練習所傳鳩術修了者)
小型自働貨車に鳩舎を持ち、聯隊の傳鳩を飼養・訓練します。騎兵の機械化で獸醫部員が編成から除かれたので、鳩の医療も行います。 → top
《軍犬手》regiment canis uzist, regimental wardog handler(騎兵上等兵、獸醫學校軍犬術練習所軍犬術修了者)
小型自働貨車に犬舎を持ち、聯隊の軍用犬を飼養・訓練します。犬の総数は予備も含めて20頭近くありますが、そのうち15頭は聯隊・大隊・中隊の各級本部に貸出されています。獸醫部員が編成に欠けているので、代わりに犬の医療も行います。手に負えないものは最寄りの歩兵部隊の獸醫部員に診てもらいます。 → top
《陣營掛将校》regiment kampadey majstr, regimental quarter master(騎兵少佐)
聯隊陣營掛が最も懼れるのは、行軍速度が落ちる事です。燃料の補給を如何に滞りなく済ませるか、知恵を絞ります。行軍路の障害を除去するために、軍直轄工兵大隊から配属された分遣隊を使って土木作業を実行します。次に懼れるのは故障戰車が増える事です。聯隊段列に有力な兵器小隊(2個分隊半:5伍)を持っており、大隊段列兵器掛の増援として必要に応じ第1線に出動します。 → top
《一等主計》regiment intendant, regimental pay master(大尉相當經理部員)
計手を従え、乗用車で移動します。 → top
《兵器掛将校》regiment ordnanc oficir, regimental ordnance officer(騎兵大尉)
戰車の稼働率を一定に保つのは、並大抵の苦労ではありません。航空機と並んで最も故障の多い兵器が戰車です。師團司令部の兵器部長に申請して、軍直轄の野戦兵器廠に故障戰車を後送し、補充戰車を受領するのが最大の仕事です。また戦闘中の故障修繕が必要となった時には、部下の兵器小隊を増援に派遣します。彈藥その他戦闘用消耗器材を補給する小行李は、直接に軍直轄の砲兵彈藥縱列から積荷の補充を受けますが、その交通整理をするのも大きな仕事です。 → top
《上等工長》regiment teknik mayster, regimental technical master(特務曹長相當兵器部員、兵器學校工長候補生隊銃工長教程修了)
聯隊いちの兵器技術の持ち主です。兵器修繕・加工を指揮するほか、部下を教育します。名人級の技倆を持ち、兵器掛将校も上等工長には頭が上がりません。隊内から提案のあった兵器改良案は、先ず上等工長が試作して、師團兵器部長にデモンストレーションします。 → top
《三等鍛工長》regiment chef forghist, regimental chief smith(伍長相當兵器部員、兵器學校工長候補生隊鍛工長教程修了)
重火器を扱います。本来が砲兵隊の兵器修繕工で、銃工が主に小火器・白兵を扱うのに比べ、大口径砲を担当します。騎兵隊では戰車砲・戰車の車体を専ら修繕・加工します。 → top
《一等軍醫》regiment surgeon, regimental surgeon(大尉相當軍醫部員、醫師開業免許所持者)
大隊の傷兵溜から師團衛生隊の開設した繃帯所(前線では歩兵旅團軍醫正の指揮下に入っている)に傷病兵を後送する指揮をとります。手持ちの軍醫部員で、聯隊本部独自の假繃帯所を開設する事もあります。 → top
《輔祭長》(大尉相當宗務部員)
行軍途中の地元住民の宣撫も仕事のひとつです。 → top
《運輸長》(騎兵軍曹)
戰車を含む聯隊全車輌の配車を管理します。特に故障車輌の後送と、代替車輌の補充は重要な仕事です。自働貨車が不足すると、民間のトラックや荷馬車を徴発して使用します。聯隊大行李(中型自働貨車2輌)も指揮します。