飛行軍司令部stab de korups aer, head quarter of air corps
→ 司令官其の1(防空)
内地の制空権を確保し、敵の空襲から國民と國土を守ります。國境附近での敵航空機の動静を監視し、もし侵入あれば速やかにこれを驅逐します。特に都市および交通・工業・軍事の施設に對する爆撃を阻止するのが重要な任務です。
全國を「防空管區」に分けて司令部を置き、それぞれに防空團隊を配属してあります。防空管區司令部は、隷下飛行部隊に常に管内の空域を哨戒飛行させ、また戰時には警防團や地上諸部隊の協力を得て對空監視哨網を設け、敵航空機の侵入を警戒します。いったん侵入があれば、管區司令部は各監視哨から刻々と通報される敵機の航路を作戰圖に記入していき、飛行兵聯隊に配置されてある驅逐機を出動させ迎撃・驅逐します。攻撃目標に達した敵機には地上より高射砲兵部隊が猛射してその勢力を減殺します。また重要施設は阻塞氣球を以って防御し、都市部は防空壕・防火設備を完全にして對抗します。
其の2(戰術空軍)
對地直協團隊が方面軍に各1箇宛配属され、地上部隊の戰闘に空中から加入します。敵空中勢力の驅逐を行い戰場の制空權を確保し(驅逐部隊)、敵情を空中より偵察し(偵察部隊)、精密爆撃を行い(急降下爆撃部隊)、降下獵兵部隊を敵地後方に送込みます(空中輸送部隊)。
其の3(戰略空軍)
大規模な戰略攻撃團隊を以て敵の戰略拠點たる都市・工場・鑛山・兵站線路を爆撃し繼戰能力を削減します。
司令官(大将)komandant de korpus aer, commander of air corps
高級副官(飛行兵大佐)
次級副官(飛行兵少佐)
専属副官(飛行兵中尉)
司令部附(飛行兵曹長4、傳令手、傳令卒4、馬卒4、從卒4) → top
全國の飛行管區團隊から敵情報が通報され、それは即時に作戰室の大きな作戰圖に標示され、一目で状況が把握できるようになっています。作戰室は航空作戰の總指揮をとるところです。防空團隊は4箇師團13箇旅團1箇獨立飛行隊、襲撃團隊は2箇旅團、戰略攻撃團隊は2箇師團を數えます。
(防空)
防空戰力として5管區4箇師團13箇旅團1獨立飛行隊があります。内地には稠密な對空監視網(監視哨、聴音哨)が敷かれ哨戒飛行が晝夜を問わず實施されています。重要な施設には阻塞氣球と高射砲部隊が配置され迎撃飛行部隊が待機しています。
(戰術空軍)
戰時編成の2箇混成襲撃飛行旅團(全14箇大隊)を飛行軍司令部の手元に用意してあります。動員下令により直ちに1箇襲撃旅團が1箇方面軍に配属されます。損耗が生じれば防空部隊より要員及器材が補充され常に充實した戰力を保ち、要すれば更に新たな部隊を編成します。
方面軍司令部の指揮に従い、戰闘機部隊により戰場の制空權を確保し、急降下爆撃部隊により空中から敵地上軍を襲撃、また空中輸送部隊が降下獵兵を敵地後方に輸送します。空中部隊は地上部隊と車の両輪となって敵軍の撃退に活躍します。
(戰略空軍)
戰略空軍部隊として飛行軍直轄の2管區2箇師團6箇旅團12箇聯隊があります。護衛戰闘機を伴った重爆撃機の大群が敵地奥深く進攻し、重要な政治・産業・交通・軍事施設を大規模な爆撃により破壊して敵の繼戰能力を低下させます。
参謀長(飛行兵少将)
部附(飛行兵少佐、飛行兵大尉3、飛行兵中尉4、飛行兵特務曹長、幕僚書記8(飛行兵曹長)、傳令長(軍曹)、傳令手4、傳令卒32、馬卒32、從卒32)
高級参謀(飛行兵大佐)
作戰主任参謀(飛行兵中佐)
参謀副官5(飛行兵中尉)
戰術参謀(飛行兵大尉)
防空参謀(飛行兵大尉)
戰略参謀(飛行兵大尉)
情報主任参謀(飛行兵少佐)
参謀副官2(飛行兵中尉)
情報参謀(飛行兵大尉)
信號掛(配属信號中隊長兼務)
暗號掛(工兵大尉)
地圖掛(工兵大尉)
地圖長(工兵軍曹)、畫工手、畫工卒
印刷長(工兵軍曹)、印刷工手、印刷工卒
後方主任参謀(飛行兵少佐)
参謀副官3(飛行兵中尉)
後方参謀(飛行兵大尉)
輸送参謀(飛行兵大尉)
配属信號中隊
暗號小隊
信號小隊
電話小隊
作戰標示盤小隊
建設小隊 → top
航空氣象の状況を取纏め、飛行部隊に通報します。氣象臺の情報に各飛行基地の觀測を加え航空氣象圖を調製し、豫報警報を出します。
部長(飛行兵大佐)
高級部員(飛行兵中佐)
部員(飛行兵少佐、飛行兵大尉、飛行兵中尉2)
部附(飛行兵曹長4、製圖手3、印刷手3、傳令手、傳令卒5、馬卒6、從卒6) → top
管理部長(飛行兵中佐)
高級部員(飛行兵少佐)
部員(飛行兵大尉、飛行兵中尉)
部附(飛行兵曹長4、傳令手、傳令卒6、馬卒6、從卒6)
運輸長(輜重兵准尉)
行李(輜重兵一等卒、輜重輸卒4)
土工長(工兵准尉)、土工手2
(配属衛兵) → top
全飛行兵團隊の兵器補給を行います。飛行機から彈藥、照準器に至るまであらゆる物品を取纏め、陸軍省の航空機廠に請求して各團隊に補充します。また現場から寄せられる兵器の改良意見を飛行兵監部に取次ぎ、防空能力の増進に努めます。
部長(飛行兵大佐)
高級部員(飛行兵中佐)
部員(飛行兵少佐、飛行兵大尉、飛行兵中尉2、技手2)
部附(飛行兵曹長4、技工4、傳令手、傳令卒5、馬卒6、從卒6) → top
部長(一等主計正)
高級部員(二等主計正)
部附(一等計手8、傳令長(軍曹)、傳令手2、傳令卒11、馬卒11、從卒11)
庶務主任(三等主計正)
人事掛(一等主計)
庶務掛(二等主計)
主計主任(三等主計正)
金櫃掛(一等主計)
補給主任(三等主計正)
計畫掛(一等主計)
實施掛(二等主計)
給養掛(三等主計)
上等炊事長、炊事手、炊事卒
上等縫工長、一等縫工長、二等靴工長
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部長(一等軍醫正)
高級部員(二等軍醫正)
部員(三等軍醫正、一等軍醫、一等藥劑官、二等軍醫2)
部附(一等看護長3、一等磨工長、看護手、看護卒5、磨工卒、馬卒7、從卒7) → top
戰略空軍團隊を直接に指揮する司令部です。
2管區(西部・東部)があり、それぞれ西方と東方の假想敵國に對應しています。動員下令により管區は方面軍の指揮下に入ります。各管區には1箇飛行師團が配属されており、指揮命令系統の煩雑を避けて、師團司令部が即ち管區司令部を兼ねます。
司令官(配属防空團隊先任司令官兼務)
副官(配属防空團隊高級副官兼務)
幕僚(配属防空團隊幕僚兼務) → top
防空戰闘を直接に指揮する司令部です。
5管區(中央・南部・東部・西部・北部)があり、ほぼ地上軍の軍管區と一致しています。各管區には1箇防空師團乃至獨立防空旅團が配属されており、指揮命令系統の煩雑を避けて、防空師團司令部乃至獨立防空旅團司令部が即ち管區司令部を兼ねます。この他、戰時には外地・占領地に臨時の特設管區司令部を置くことがあります。
司令官(配属防空團隊先任司令官兼務)
副官(配属防空團隊高級副官兼務)
幕僚(配属防空團隊幕僚兼務) → top